ジンは種類が多く、価格帯や香りの個性も様々です。この記事では、初心者がジンを選ぶときの 「タイプ別」の考え方を紹介します。具体的な銘柄は、記事の最後の「関連記事」で紹介しています。
ジンの歴史
ジンの起源には諸説ありますが、11世紀頃にイタリアの修道士がジュニパーベリー(杜松の実)を使ったスピリッツを造っていたという説や、13〜14世紀のネーデルランド(現在のオランダ・ベルギー周辺)で原型が造られていたという説があります。当時は「イェネーフェル(Jenever)」と呼ばれ、腹痛の治療薬や強壮剤として医師が扱う薬用酒でした。
本格的にジンとして発展したのは1660年頃、オランダのライデン大学医学部の教授フランシスクス・シルビウスによる製造がきっかけとされています。当初はマラリアや熱病の治療薬として期待されていました。
1689年、オランダ出身のウィリアム3世がイギリス国王に迎えられたことで、ジュネヴァはロンドンで爆発的な人気を獲得します。名前も短縮されて「ジン」と呼ばれるようになり、18世紀のイギリスは「ジンの時代」と呼ばれるほど社会に浸透しました。
19世紀に入り連続式蒸留機が発明されると、雑味の少ない洗練された辛口のジンが造られるようになります。これがロンドンの名を冠した「ロンドンドライジン」で、現在のジントニックの定番スタイルの基礎となりました。近年は世界的に、柑橘や花、和素材などを使った個性豊かな「クラフトジン」のブームが広がっており、日本でも国産クラフトジンの蒸留所が各地に増えています。
ジンの2大タイプ
ロンドンドライジン
ジュニパーベリー(杜松の実)の香りがしっかりしたクラシックなタイプ。 トニックウォーターと合わせる定番の「ジントニック」に向く。
クラフトジン(ボタニカルジン)
柑橘・花・和素材(柚子、山椒など)を使った、香りに個性のあるタイプ。 そのままロックで、または軽めの炭酸で香りを楽しむのに向く。
価格帯の考え方
- 〜2,000円台:まず試してみる入門用。定番のロンドンドライジンが多い
- 3,000〜5,000円台:クラフトジンの選択肢が増える価格帯。個性のある香りを楽しみたい方向け
- 6,000円以上:ギフトや特別な日に。パッケージや香りの完成度も高い
ボタニカル(香りの構成要素)を知ると選びやすい
ジンは「ジュニパーベリー」を必ず使うことがルールですが、そこに加える香りの素材(ボタニカル)によって個性が生まれます。
- シトラス系(オレンジピール、レモンピールなど):爽やかで飲みやすい
- スパイス系(コリアンダーシード、カルダモンなど):奥行きのある複雑な香り
- 和素材系(柚子、山椒、緑茶、桜など):国産クラフトジンに多い、和の香り
ラベルやメーカーの説明にボタニカルの構成が書かれていることが多いので、好みの香りの系統を知っておくと選びやすくなります。
選ぶときのポイント
- 最初の1本は定番のロンドンドライジンから:ジントニックの基本を知ることで、他のジンの個性が分かりやすくなる
- 柑橘系の香りが好きなら:シトラス系ボタニカルを使ったクラフトジンを試す
- 和の香りを楽しみたいなら:柚子・山椒・緑茶などを使った国産クラフトジンがおすすめ
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お酒を楽しむ上でのお願い
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 お酒は20歳になってから、節度を守って楽しみましょう。 飲酒後の運転は絶対にしないでください。


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