タンカレー蒸留所

タンカレー(ロンドンドライジン)の紹介タイトル画像 ジン

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バーのバックバーで、緑色のボトルを見かけたことはありませんか。世界のバーで最も選ばれているジンのひとつ「タンカレー」です。この記事を読むと、タンカレーの歴史と造りの特徴、そして「ロンドンの名を持つのにスコットランドで造られる」という意外な事実までがわかります。複数の資料をもとに整理しました。

タンカレーは「4つのボタニカルだけ」で勝負する、ジュニパーが主役のジン

タンカレーは、1830年にロンドンで生まれたジンです。ボタニカル(香りづけの植物素材)は、ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリスの4つだけ。素材を絞ることで、ジュニパーの香りが際立つ、キレのあるドライな味わいになっています。世界のバーを対象にしたDrinks Internationalの2025年の調査では、バーの第一選択として24%で1位でした。

蒸留所の基本情報

  • 創業:1830年、チャールズ・タンカレー(ロンドン・ブルームズベリー)
  • 現在の製造場所:スコットランド・ファイフ州のキャメロンブリッジ蒸留所(1998年に移転)
  • 所有:ディアジオ
  • レシピ:4つのボタニカルによる創業時のレシピが受け継がれている
  • 世界販売量:2024年に約440万ケース(世界トップクラス)

なぜ「ロンドンのジン」がスコットランドで造られるのか

タンカレーの最初の蒸留所は、ロンドンのブルームズベリーにありました。第二次世界大戦の空襲で大きな被害を受け、その後、製造場所はエセックス州のレインドンを経て、1998年にスコットランドのキャメロンブリッジへ移りました。

キャメロンブリッジは、ウイスキーやウォッカも造る大きな蒸留所です。ジンの種類は「ロンドン・ドライ・ジン」というスタイルですが、これは造り方の名称で、造る場所が必ずロンドンという意味ではありません。

移転しても味を変えないために、タンカレーは水にもこだわっています。蒸留所の敷地内でくみ上げた井戸水と、ミネラルを取り除いた水をブレンドして、ロンドンの水に近づけています(タンカレーNo.TENはミネラルを取り除いた水のみ)。

造りの特徴:ワンショット蒸溜

タンカレーは、主要な大手ジンブランドの中でも数少ない「ワンショット蒸溜」を続けているとされています。ワンショット蒸溜とは、ボタニカルとお酒を、最初から仕上がりに近い割合で蒸溜する方法です。多くのジンは、ボタニカルを濃くした蒸溜液を、あとからスピリッツで薄めて仕上げます。ワンショットは、その工程を挟みません。

味わいの特徴

4つのボタニカルによる、ジュニパーの香りがしっかり立つドライな味わいです。アルコール度数は日本で流通する商品で47.3%と高めです。トニックやソーダで割る場合は、少量から作って濃さを調整すると、好みの味を探しやすくなります。

代表的なボトルと価格帯の目安

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タンカレー ロンドン・ドライ・ジン 47.3% 750ml

定番。目安価格は1,300〜2,000円前後。

タンカレー No.TEN 47.3% 750ml

2000年に発売された上位版。グレープフルーツ、オレンジ、ライム、カモミールを使い、マティーニ向けとされる。目安価格は3,800円前後〜。

酒類の総合専門店 フェリシティー

(価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください)

どんな人・どんなシーンにおすすめか

  • ジンらしいキリッとした味を、ジントニックで楽しみたい人
  • バーで飲む味を、ご自宅でも再現してみたい人
  • 1,000〜2,000円前後で、しっかりした個性のジンを探している人

まとめ

タンカレーは、4つのボタニカルとワンショット蒸溜で、ジュニパーの主役感を際立たせるジンです。ロンドンで生まれ、いまはスコットランドで造られているという背景も、知ってから飲むと少し違った味わいになるかもしれません。まずは定番のロンドン・ドライで、ご自宅のジントニックを一段上げてみてはいかがでしょうか。

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