ブラックフォレスト蒸留所

ドイツ・黒い森(シュヴァルツヴァルト)の針葉樹林と谷あいの集落 ジン

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猿のラベルが目を引く、小ぶりな茶色いボトル。バーの棚で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。それがドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)で生まれたジン「モンキー47」です。この記事を読むと、造っているブラックフォレスト蒸留所がどんな場所か、なぜ47種類も植物を使うのか、どんな人に向いているのかがわかります。複数の資料をもとに整理しました。

結論:モンキー47は「黒い森の恵みを47種類も重ねた」複雑な香りのジン

モンキー47は、ドイツ南西部の黒い森で造られるジンです。ボタニカル(香りづけの植物素材)を47種類使い、アルコール度数は47%。この「47」は、素材の数と度数の両方を表しています。ジュニパーの軸に、柑橘、花、スパイス、森の香りが重なる複雑さが魅力です。価格は500mlで5,000円台〜6,000円台と高めなので、「特別な1本」としておすすめします。

蒸留所の基本情報

  • 運営会社:ブラックフォレスト・ディスティラーズ(Black Forest Distillers GmbH)
  • 所在地:ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州の黒い森。ロースブルク(Loßburg)近郊の農場(シャーバーホーフ)
  • 創業:2008年に会社を設立。2010年に発売
  • 創業者:アレクサンダー・シュタイン(元ノキア)と、蒸溜家のクリストフ・ケラー
  • 所有:2016年にペルノ・リカールが過半の株式を取得。シュタイン氏は株主・CEOとして関わる
  • 農場:1840年ごろ建築とされる農場を2013年に購入し、蒸留所に改装

名前の由来:ベルリン動物園のサルと、英国空軍の軍人

「モンキー47」の名前には、ちょっと変わった物語があります。

ブランドの説明によると、戦後に黒い森へ移り住んだ英国空軍の元軍人、モンゴメリー・コリンズ氏がいました。彼はベルリン動物園のサル「マックス」を支援していたことがあり、のちに黒い森で「ツム・ヴィルデン・アッフェン(野生の猿亭)」という宿を開いたといいます。この人物が造ったジンが、ブランドの原点として語られています。

(この由来は、ブランドが語る物語です。細部は資料によって異なります)

47種類のボタニカルと、独自の造り方

47種類のうち、公表されているのは約30種類といわれます。代表的なものは、次のとおりです。

  • ジュニパーベリー(ジンの軸となる香り)
  • リンゴンベリー(コケモモ。赤い果実で、酸味とわずかな苦み)
  • シチリア産レモンやグレープフルーツの皮
  • 黒い森のトウヒの新芽など、地元の素材
  • 複数の種類のペッパー(胡椒)

造りの特徴は、次の3点です。

  • 小さな蒸留器で少量ずつ:100リットル級の小さな銅製蒸留器を使い、1回に造る量はわずかです。
  • 毎回、素材をグラム単位で量る:すべてのボタニカルを毎回量り、使い回さないとされます。
  • 蒸溜後にじっくり休ませる:土製の容器で約100日間休ませ、香りをなじませる工程があるとされます。

水は黒い森の柔らかい水を使います。

蒸留所の見どころ:予約制の見学ツアー

シャーバーホーフの蒸留所では、見学ツアーが開かれています。

  • 所要時間は約90分
  • ガイドの案内で製造工程を見学し、ブランドの物語を聞ける
  • ジントニックのウェルカムドリンクと、モンキー47、スロージンのテイスティング
  • 18歳以上・ドイツ語または英語

現在も稼働している蒸留所のため、開催日は限られます。2026年も開催日は少ないとされているので、行きたい方は公式サイトでの日程確認が必須です。(内容・料金は変わることがあります。日本での飲酒は20歳になってからです)

代表的なボトルと価格帯の目安

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モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 47% 500ml

日本の定番サイズ。目安価格は5,300円〜6,400円前後。

(価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください。並行輸入品と正規品が混在しているため、商品名の表記もご確認ください)

どんな人・どんなシーンにおすすめか

  • ジントニックに慣れて、複雑な香りのジンを試したい人
  • 特別な日や記念日に、少し贅沢な1本を開けたい人
  • ボトルのデザインやブランドの物語も楽しみたい人

まずはトニックウォーターで割るのがおすすめです。香りが立つので、ぜひグラスを近づけて香りを確かめてください。度数が47%と高めなので、飲みすぎず、ゆっくり楽しみましょう。

気になる点も正直に

  • 価格:500mlで5,000円台〜6,000円台。700mlの定番ジンと比べると、量あたりの価格はかなり高めです。
  • 度数が高め:47%です。ソーダ割りやトニック割りにしても、割り方によって強く感じることがあります。
  • 好みが分かれる香り:素材が多い分、複雑な香りです。シンプルなジンが好きな人には、しっくりこないかもしれません。

まとめ

モンキー47は、黒い森の恵みを47種類も重ねた、複雑で個性的なジンです。小さな蒸留器で丁寧に造られ、物語のあるブランドとしても愛されています。まずは500mlボトルで、特別な夜のジントニックに使ってみてはいかがでしょうか。

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