スコットランド西海岸の港町オーバン。町の中心に、ひっそりと建つ小さな蒸留所があります。ハイランドの華やかさと、島のウイスキーのスモーキーさ。その中間に位置する味わいで、根強いファンを持つ1本です。この記事を読むと、オーバン蒸留所の成り立ちと味わいの特徴、代表的なボトルの選び方がわかります。
オーバンは「ハイランドと島の中間」の味を持つ、スコットランド屈指の小さな蒸留所
オーバンは、スコットランド西海岸のオーバンの町にある1794年創業の蒸留所です。ポットスチルはわずか2基で、スコットランドでも最小クラス。ハイランドの華やかさと、島のウイスキーの塩気やスモーキーさが同居する「ウエストハイランド」の味わいが魅力です。
オーバン蒸留所の基本情報
- 所在地:スコットランド西海岸、アーガイル・アンド・ビュート地方のオーバン
- 創業:1794年(ジョンとヒューのスティーブンソン兄弟が設立)
- 運営:ディアジオ社
- 設備:ウォッシュスチル1基、スピリットスチル1基。年間生産能力は約67万リットル
- 名前の由来:ゲール語で「小さな湾」を意味する
なぜ「ウエストハイランド」の味になるのか
オーバンは、町が育つよりも前に建てられた蒸留所です。今は港町の中心に位置し、観光客が訪ねやすい蒸留所としても知られています。1989年には見学者向けの施設も開設されました。
味わいは「ウエストハイランド」の特徴として、乾いてスモーキーな島のウイスキーと、軽くて甘いハイランドのモルトの中間に位置づけられます。西海岸の港町という立地と、小さな設備が生む凝縮感が、この個性を支えていると考えられています。
味わいの特徴:ほのかな潮の香りと、フルーティさ、かすかなスモーキーさ
オーバン14年は、ほのかな潮の香りとフルーティな甘さがあり、そこにかすかなスモーキーさが加わります。ハイランドモルトの飲みやすさを持ちつつ、単調にならない奥行きがあります。
代表的なボトルラインナップと価格帯の目安
※本記事にはPR(広告)を含みます。
オーバン 14年
1988年から続く、ディアジオの「クラシックモルト」に選ばれた定番ボトル。目安価格は7,500〜9,500円前後で、今回紹介する10本の中では高めの価格帯です。
その他のボトル:モンティーリャ・フィノシェリー樽で仕上げたディスティラーズエディション、熟成年数表記のないリトルベイなどがあります。価格・在庫が変動しやすいためリンクは省略しています。
(価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください)
飲んでみた感想
ハイランド由来のピートと塩気。塩気を感じますがアイラモルトとは別物。アイラにはないバランスのウイスキー。
どんな人・どんなシーンにおすすめか
- ハイランドの飲みやすさと、島のウイスキーの個性の両方を味わいたい人
- 小さな蒸留所ならではの、凝縮感のあるモルトを試したい人
- 少し特別な日に、自分へのご褒美として1本選びたい人
まとめ
オーバンは、港町の小さな蒸留所が造る、ハイランドと島のウイスキーの中間にある味わいです。まずは定番の14年から、潮の香りとフルーティさの調和を体験してみてはいかがでしょうか。
関連記事
- タリスカー蒸留所:潮気とスパイスが同居する、スカイ島唯一の蒸留所
- グレンモーレンジィ蒸留所:上品でフルーティーなハイランドモルト
- スコッチウイスキーの歴史と地域:6つの生産地区の違いがわかる、シリーズの入口記事
- グレンドロナック蒸留所:同じハイランドの蒸留所
- ダルモア蒸留所:同じハイランドの蒸留所
お酒を楽しむ上でのお願い
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 お酒は20歳になってから、節度を守って楽しみましょう。 飲酒後の運転は絶対にしないでください。
※商品リンクにはアフィリエイト広告を含みます。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。また、当メディアは楽天アフィリエイトに参加しています。
※アイキャッチ画像:「Oban whiskies」by jennicatpink(Wikimedia Commons)/CC BY-SA 2.0。写真には複数のボトルが写っています。元画像からリサイズして掲載。



コメント