ボウモア蒸留所

ボウモア12年のボトル ウイスキー

アイラモルトは好きになりたいけれど、あの強烈な煙たさは少し不安。そんな人が最初に手に取りやすいのが、ボウモアです。「アイラの女王」の愛称を持つ、スモーキーさとフルーティさのバランス型。この記事を読むと、ボウモア蒸留所の成り立ちと味わいの特徴、代表的なボトルの選び方がわかります。

ボウモアは、アイラ島最古の蒸留所が造る「ほどよいスモーキー」

ボウモアは、スコットランド・アイラ島で1779年に創業した蒸留所です。アイラ島で現役の蒸留所としては最古とされています。ドライなスモーキーさと、やわらかなフルーティさが調和した味わいで、アイラ入門の定番です。

ボウモア蒸留所の基本情報

  • 所在地:スコットランド・アイラ島(ロッホ・インダール湖畔)
  • 創業:1779年(アイラ島で現在稼働している蒸留所として最古)
  • 運営:サントリー(1994年にモリソン・ボウモア社を取得)
  • 仕込み水:アイラ島を流れるラガン川の水
  • 設備:ウォッシュスチル2基、スピリットスチル2基。年間生産能力は約170万リットル

なぜ「バランス型」のアイラモルトになるのか

ボウモアでは、大麦を床に広げて発芽させる伝統的な製麦(フロアモルティング)を今も続けています。ただし自社の設備だけでは足りないため、本土から麦芽の状態で届く大麦も使われています。

熟成に使う樽は、アメリカンオークが約86%、シェリー樽が約14%。バーボン樽由来のやわらかな甘みと、シェリー樽由来のコクが、スモーキーさに丸みを与えていると考えられています。

ちょっと意外な話もあります。蒸留の際に出る排熱を、かつての貯蔵庫を改装した公共プールの加温に使っているそうです。

味わいの特徴:ドライなスモーキーさとやわらかなフルーティさ

ボウモアの味わいは、ドライなスモーキーさと、やわらかなフルーティさの調和が特徴です。あわせて、潮の香りも感じられます。ピートの香りは、ラフロイグやアードベッグほど強烈ではなく、初めてのアイラモルトにも向いています。

代表的なボトルラインナップと価格帯の目安

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ボウモア 12年

ボウモアの個性がいちばん素直に伝わる定番ボトル。定価は7,260円(2024年4月改定)で、実売の目安は5,000〜7,500円前後。

酒類の総合専門店 フェリシティー

ボウモア 18年

熟成による深みとまろやかさが加わる上位ボトル。目安価格は13,000円前後〜。

その他のボトル:熟成年数表記のないレジェンド、15年、25年もあります。価格・在庫が変動しやすいためリンクは省略しています。

(価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください)

飲んでみた感想

ピートの香りとモルトの旨味をしっかり感じられる。ボトルライナップも意外と豊富。

どんな人・どんなシーンにおすすめか

  • アイラモルトを初めて飲む人、強すぎない煙たさから始めたい人
  • スモーキーさとフルーティさの両方を楽しみたい人
  • ハイボールで、ほのかなスモーキーさを味わってみたい人

まとめ

ボウモアは、島最古の歴史を持つ蒸留所が造る、バランスのよいアイラモルトです。まずは定番の12年から、ほどよいスモーキーさとフルーティさを体験してみてはいかがでしょうか。

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※アイキャッチ画像:「Bowmore 12 years old Scotch whisky」by JIP(Wikimedia Commons)/CC BY-SA 3.0。元画像からリサイズして掲載。

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